なんで直噴ガソリンは騒がれないのかな?
VWネタに絡んでもうひとつ。
昔から気になっていたんだけど、VWが仕掛けたもう一つのブーム、「ダウンサイジング直噴ガソリン」。
なんで、これは「大気汚染」が騒がれないんだろうね?
90年代半ばごろにブームになった日本車の直噴ガソリンエンジンブーム。結局エンジンのススが問題になって終息してしまったけど、当時と今のエンジンどこが違うのだろうと思って調べてみたら、やっぱり国立環境研究所が直噴ガソリンのススの多さを問題にしてるじゃん。
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20131216/20131216.html
これによると、国産車の直噴ガソリン車は、従来のポートガソリン車の10倍のPM2.5排出量、欧州車の直噴ガソリン車は国産直噴ガソリン車のさらに5倍のPM2.5排出量って、結構すごいとこじゃない?
よく読むと規制値はまだオーバーしていないから、今回のクリーンディーゼル問題とはちょっと状況が異なる様子。ただ、2017年規制はオーバーしているから、今回のVWのクリーンディーゼル問題を機に、スス対策を考えた直噴ガソリンが出てもおかしくない。
直噴ガソリンもクリーンディーゼルのように粒子フィルターをつけるのかな?だいたい直噴ガソリン向け粒子フィルターなんてあるのかな?なんて考えていたらありました。
http://response.jp/article/2014/04/27/222150.html
どこのメーカーが先陣切ってPM2.5対策の直噴ガソリンを出すのか?これはメーカーの良心を図るうえですごく大事なことだと思うね。
いずれにせよ2017年まであと一年ちょっと。興味を持って見守ってます。